豚の角煮を温め直そうと鍋を開けたら、真っ白な油が浮いていて驚いたことはありませんか?
スプーンで油をすくうのは手間がかかるし、網を使って取り除くのは後片付けが大変です。
そのまま温めてしまうと、ジューシーな角煮の油分だけでなく、煮汁に浮いた余分な油も一緒に摂取してしまいます。
考えただけで胃がもたれてしまいそうですね。
実は、この余分な油をラップを使って簡単に取り除くことができるんです!
そして、取った油の再利用方法や鍋に残った油汚れの処理方法も一緒にご紹介します。
冷めた鍋に浮いた油をラップで取り除く方法
豚の角煮を作ると、鍋の中に真っ白な油がびっしりと浮いていることがありますよね。
火にかければ固まった油は溶けますが、一度見てしまった油は取り除きたいものです。
冷めて固まった油を取り除くには、火にかける前にラップを鍋の表面にぴったりと貼り付けるだけでOKです。
この方法で、固まった油を簡単に取り除けます。
まず、白く固まった油の上にラップをピタッとかぶせます。
そして、ラップに油がくっついたら、そのままラップをはがします。
この簡単な手順で、冷めて固まった油を効果的に取り除けます。
ラップで油が取れる理由は、ラップに含まれるポリエチレンが油となじみやすい分子構造をしているからです。
ポリエチレンは油を吸着しやすく、手軽に油を取り除くことができます。
まだ固まっていない油を取りたい場合
豚の油は25℃以下で固まり始めます。
作りたての角煮は温度が高く、油が液体の状態なので取り除くのは難しいですが、少し工夫すれば可能です。
こんなときは、保冷剤を使うと簡単に油を取り除くことができます。
まず、保冷剤をラップで包みます。
そして、油の上に保冷剤を10秒間押し当てます。
すると、油がラップにくっつきますので、それを取り除けば完了です。
この方法を使えば、余分なカロリーを気にせずに豚の角煮を楽しむことができますね♪
作り置き料理の場合
角煮などを作り置きして、次の日に食べると味が染み込んで一層美味しくなります。
しかし、保存の際には余分な油を取り除くひと手間をかけることで、翌日も美味しく食べられます。
出来上がった角煮を冷蔵庫に保存する際、ラップを液体の表面にぴったりと貼り付けて保存します。
冷えて固まった油はラップで簡単に取り除けます。
翌日、再加熱する前にラップを取り除くのを忘れずに!
この方法を知っていれば、前日に少し手間をかけるだけで、次の日が楽になります。
事前に油を取り除いておけば、洗い物も簡単でスポンジもベタつかず衛生的です。
このように、ラップを使った油の取り除き方はとても簡単で効果的です。
是非試してみてくださいね。
きっと料理がもっと楽しく、快適になりますよ。
冷えた鍋に浮いた油は天然のラードとして料理に活用しよう
鍋に浮いた油をラップで取り除いた後、捨てるのはもったいないと感じたことはありませんか?
実は、この油は再利用することで料理に活用できるんです!
豚肉を煮た際に浮く油は、天然のラードです。
ラードを使うことで料理の風味を一層引き立てることができます。
通常、ラードは豚の脂肪全般から作られますが、ラップで取った油も同じく豚の油なので、料理に利用するのに最適です。
家庭ではラードを使った料理はあまり馴染みがないかもしれませんが、実は中華料理では頻繁に使われています。
今回は、家庭で簡単に作れる『美味しい餃子』のレシピを紹介します。
材料(50個分)
- 豚ひき肉(300g)
- キャベツ(1/4個)
- 長ネギ(1本)
- ニラ(1/2束)
- ニンニク(大さじ1)
- ショウガ(小さじ1)
- ★酒(大さじ2)
- ★ラード(大さじ1と1/2)
- ★しょうゆ(大さじ1)
- ★ごま油(大さじ1)
- ★片栗粉(大さじ1)
- ★砂糖(小さじ2)
- ★鶏がらスープの素(小さじ2)
- ★塩コショウ(小さじ1)
- 餃子の皮(50枚)
- サラダ油(適量)
- 水(80cc)
作り方
- キャベツをみじん切りにし、耐熱ボウルに入れてラップをし、600Wの電子レンジで約2分加熱します。
- 加熱後、キャベツのあら熱を取り、水気をしっかり絞ります。
- ボウルに豚ひき肉、長ネギ、ニラ、ニンニク、ショウガ、そして★の調味料を加え、よく練り混ぜます。
- 餃子の皮で3の具材を包みます。
- フライパンにサラダ油を引き、餃子を並べて中火で焼き目をつけます。
- 水(80cc)を加え、蓋をして約5分間蒸し焼きにします。
- 水気がなくなったら、強火にしてお好みの焼き加減まで焼きます。
お好みで酢醤油や辛子醤油を添えて召し上がれ。捨てるはずだった天然ラードを使うことで、餃子は肉汁たっぷりでとても美味しく仕上がります。
冷えた鍋に付いた油を家にあるものを使って落とす方法
豚の角煮などを作った後、鍋にべったりと付いた油汚れに困ったことはありませんか?
冷えて固まった油をそのまま洗うとスポンジがベタベタになり、洗うのが一苦労です。
ここでは、家にあるアイテムを使って簡単に油を落とす方法を3つ紹介します。
1. ラップを使って油をふき取る方法
新しいラップでも使用済みのラップでも構いません。
ラップをスポンジの代わりに使い、鍋をこすることで油を効果的に落とせます。
ラップは油を吸着しやすい性質があるため、鍋に付いた油を簡単に取り除けます。
2. 小麦粉を使って油を吸わせる方法
油の付いた鍋に小麦粉をまんべんなく振りかけ、油分を吸わせます。
油を吸った小麦粉は可燃ゴミとして捨て、鍋をぬるま湯で洗い流します。
これで、ベタベタの油に直接触れることなく、簡単に油を処理できます。
3. 重曹を使って油を吸わせる方法
重曹を油の付いた鍋にまんべんなく振りかけて放置し、油を吸収させます。
その後、キッチンペーパーで汚れた重曹をふき取り、ぬるま湯で洗い流します。
重曹は油を吸収するだけでなく、鍋の消臭効果もあります。
まとめ
- 冷えた油の取り方には、ラップを落とし蓋のようにして取り除く方法があります。
- 料理が温かいうちに油を取り除くには、保冷剤を使うと便利です。
- 鍋に付いた油を天然のラードとして再利用することで、料理が一層美味しくなります。
- ラップを使って鍋の油をふき取ると、スポンジを汚さずに済みます。
- ラップがない場合でも、小麦粉や重曹を使って油を簡単に落とせます。
ラップには油となじみやすい成分が含まれていることを初めて知った方も多いでしょう。
この方法を知る前は、鍋に残った油をそのまま洗い流していましたが、ラップを使うことで環境にも優しく、ゴミとして処理できるようになりました。
さらに、天然のラードを活用して美味しい料理を作ることで、料理が楽しくなります。
この簡単なテクニックを使えば、鍋の油汚れを効果的に取り除けるだけでなく、料理の質も向上させることができます。
ぜひ、日常の調理や片付けに取り入れてみてください。